ある朝突然、スーパースター

2012年のフランス/ベルギー映画。
なにがおもしろいのかよくわかんないけど、終わりが気になって目が離せなくなった。

リサイクル会社で献身的に働く43歳のマルタン・カザンスキー。
いつもとおなじように会社に向かい、いつもとおなじように地下鉄に乗ると、いつもとは違う人生になった。
突然彼は有名人になってしまった。写真を撮られ、サインを求められ、盗撮されたネット動画は数十万ヒット。
彼はなぜ、有名になった?

ひとの噂もなんちゃらとか言いますが、なかなか根拠のない噂は消えないもので。

最初は英雄、次は異常者。
逆ならきっと良かったのなもしれない、多くがさいしょは異常者と言われるものだから。

負け犬と呼ばれ、仕事も失い、信じてみた相手に裏切られ、彼が過去になった頃には時すでに遅し。
そんな彼も恋をした。
テレビ局のフルールという赤毛。
唯一の味方だと信じて彼女の言うことには従ってきたが、ただの仕事ということに気づく。

だれを信じたらいいかがわからなくなる。
ひとを好きになると孤独を味あわされるのはよくわかる。フルールもまた妻帯者と不倫関係にあったから、その気持ちはよくわかっただろう。

愛とはなんだ?平凡とはなんだ?じぶんとはなんだ?

それを投げかけたのか、なんなのか。

だれでもカザンスキーのようになり得るとかなんとか、映画のなかでもそんなセリフあったけど、そんなの起こり得ないでしょ。
可能性がゼロではないことはわかるが、ただの人権侵害であり大人のイジメとしかおもえない。人間の怖さがほんとによくわかる。

さいご、カザンスキーがフルールになんて言ったのか、それがどうしても知りたい。

彼らはしあわせになったのか?

時が解決することなんてひとつもない、時をつかって自分自身で解決するんだから。
そんな都合のいいことなんてない。

一方がスッキリしてるかとおもえば、一方は狂うほどつらかったりする。

あんななかでも信じたいとおもったから、カザンスキーはフルールに身を委ねたんだ。

信じてくれる相手に嫌な態度はとりたくない、いちどでも愛したひとにはさいごまで敬意を払うべきだ。
誠意が見えないから腹がたつ。
嘘でもさいごは愛があったことを示すべきだ、たとえ不倫関係だとしても。

こちらも面白いかもヨ/// 関連映画