シンデレラ

1950年公開のディズニーのアニメ映画。ディズニーのクラシック映画では12作目。
物語はどなたでもご存知、言わずもがな。

DVDで何度も見てしまうクセの悪さ。
いっときは1週間毎日見てしまった、たぶん病気。ちなみに私30歳。

シンデレラコンプレックスという言葉があるくらい、彼女は何かに恵まれていると思われていることのほう多いようですが、それはぜんぜん違うのが見たらわかるはず。

シンデレラはとっても強い。
両親を亡くし、継母とその娘たちにいびられつらい毎日を送るけど明るい。
そこについては何も共感ができないが、じぶんが美しいこともよく理解していて、舞踏会に出たがるあたりがまたあざとい。
シンデレラは大好きだから悪口なんてもちろん言う気はないが、きっと同性から憎まれる可能性の高いタイプ。
彼女の場合じぶんから動く強さがあるから、そして美しさがあるから。
有能または美人というのは憎まれるから強くなる。じぶんを守るから性格もひん曲がることもあるでしょう。
シンデレラの場合は根っからの美人で、根っからのいいこだから、やっぱりファンタジーだけども。

美しさがあるから強くなれるのか、美し以前に彼女は強いのかそれはわからないが、彼女はしあわせをじぶんで手に入れようとする。

舞踏会のために城へ着くなり、王子とは思っていなかった男性とひとときを楽しみ、ガラスの靴をおいていく。
魔法が解けてしまうことがポイントだけども、意地の悪いあたしのような女からすれば、よくそこでガラスの靴をおいていったな、と。
そしてなぜガラスの靴の魔法だけが解けなかったのか、と。

きっとこれは彼女の日頃の良い行いと、愛の力がそうさせたなんて片づけられることだろうけど、つまり、これくらいのことをしなくてはいけないということ。
シンデレラがあの舞踏会でのいっときで王子に心奪われたかというと、そんな描写は比較的多くないので、王子と知った途端すきになったの?なんて思いもあるにはあるが、彼女のようにあざといくらいの何かを異性には残していくべきだというメッセージととらえる。
待っているだけではダメ、女としての武器を大いに使いなさいというメッセージとしか思えない。

結果、(とても言い方は悪いけど)ブスどもに勝利して王子と結婚というしあわせをつかみとる。

また面白いのが、ディズニーの考える「みにくい女」の定義。
ドリゼラとアナスタシアのふたりは、だんごっ鼻で足が大きく、長身、茶か黒髪、歌がへたっぴ。
いまこれが普通に公開されたら、差別だなんだと言われるくらいブスの定義がハッキリしている。
cinderella02

シンデレラはそれらみにくい女とは違い・・・、という表現がゴリ押しだから、きっとコンプレックスに自覚のある人間には悲しいおもいもするはず。(あたしを含め)

なんとなくこの映画を総合的にディスったような表現をしているかもしれないけど、とても好きです。
なにがしあわせかよくわからないけど、シンデレラのように、しあわせはつかみにいくもの。
あんなに美しいシンデレラだって、じぶんの居場所をブチ壊して外に出てしあわせをつかんだのだから。

そして、恋に落ちるのに時間はいらないということ。
頭で考える恋なんてイヤよね。好きなら好き。

さて、あのあとシンデレラと王子はどうなったのでしょうか?
本当はそれがいちばん知りたかったりする。

こちらも面白いかもヨ/// 関連映画