大統領の執事の涙

2014年公開。実話をもとにした伝記ドラマ。

黒人差別が色濃かったかつてのアメリカ。
黒人差別から父を亡くし、母は廃人。ハウス・ニガーとして働くセシル・ゲインズは家を出て給仕係の仕事をはじめる。
努力が実り、高級ホテルのボーイになるとホワイトハウスに求められ、ホワイトハウスの執事として働くこととなった。

黒人は奴隷とされた痛々しい時代から、歴代初となる黒人大統領誕生までの壮絶な人生を描いたドラマ。
人種差別を知るひとも私のように知らないひとも、胸が痛くなるシーンが多いはず。

私自信、小さい頃から両親の仕事のため外国人といつもいっしょという環境だったせいか、なかなか感情移入してしまうシーンが多かった。
白人に仕えるセシルと、差別に立ち向かう息子ルイス、どちらもきっと正しかったんだろう。
そういうひとりひとりが、世界を変えていったんだろう。

※ここからすこしネタバレ系です

途中、差別に立ち向かう姿勢というのが違う方向に向いていってしまったキャロルたちの公民権活動も、きっと白人に仕え真面目に生きてきた父セシルの背中を見てきたからこその判断で、ルイスも立派な人間になった。

人種差別がテーマではあるが、最終的にゲインズ一家がたどり着いたのは、白人と寄り添うことでもなく、黒人が立ち向かうことでもなく、「家族」だということ。
ここが一番の見どころと思う。
離れても心はいっしょ。いつだって家族のしあわせを想う、つまりそれが世界の平和なんだ、というような。

50過ぎのおじさんフォレスト・ウィテカーに言うのもアレですが、なんともかわいらしい表情のひとで。
追いたセシルはおじいちゃんそのもので、本当にここまで老けたんじゃなかと思ったほど。
ただ青年期もフォレスト・ウィテカーが演じたことは、マジ老けかと思った以上に驚きでぜったい青年時代用セシル必要でしょうとお腹のなかで言っていました。
彼も黒人役者としてもはや代表格ですね。オスカーも獲得したし。
「ラストキング・オブ・スコットランド」を見ていないけども、彼を見るならこれはぜったい見ないと系のようです。

もう一言。
この映画のもうひとつすごいところは、役者陣が超豪華なこと。
歴代の大統領を演じた役者陣が特にすごーい。
ロビン・ウィリアムズ、ジェームズ・マースデン、リーヴ・シュレイバー、ジョン・キューザック、アラン・リックマン。
超すごいメンツ!
butlertears2

特に最近注目のジェームズ・マースデンがイカしてましたよ。
(個人的な感情です)

画像出典:http://butler-tears.asmik-ace.co.jp/

こちらも面白いかもヨ/// 関連映画