恋するふたりの文学講座

2012年の劇場未公開。おそらく女性だけが興味を持つであろう青春ロマンス映画。

ニューヨークに暮らすジェシー35歳独身、あるとき大学の恩師に呼ばれ、卒業以来の母校を訪ねジビー19歳と出会った。
ふたりは意気投合、互いに惹かれ合うが!

よくある年の差ラブストーリー。
だけどうまいこと作っていて、ひとの若きから老いまでに一般的に降りかかるであろう問題をテーマに、それぞれにとって自然でしあわせな解釈をみつけていく過程が、なかなかじぶんもしあわせな気分にさせてくれた。

なにがちょうど良いとか、なにが自然だとか、なにが好きとか嫌いとか、ひとによってもちろん違うものだけど、ジェシーが体験して知ったちょうど良さは女のあたしもしっくりきていて、なんでも一筋縄ではいかないけど、いつかたどり着くものなんだという希望が見えた気がする。

クラシックが好きになったとジビーが渡したCDをきいたジェシーが、日々が生き生きしてきたシーンがすごくすき。
音楽ひとつで生活が変わるとかそんなあまい話ではなく、音楽ひとつでも心が通じ合ったひととだと無限に広がるというか、希望しかなくなるとか、そんな愛だとか恋だとか病気のような気持ちがよくわかるシーンで。
ひとを好きになるってしあわせなことだとわかるシーンだった。
(ちなみに、このシーンのおかげでベスト・クラシック100というアルバムをダウンロードw)

じつはとてもたくさんのテーマを詰め込んでいて、ジェシーの良い捉え方で無理くり納得した感は残るけども、ひとの日々はいろいろあるんだ。
ほんとにいろいろあるんだ。

なにもない人間なんていない、それをわかってるひとはたぶんひとに優しくできるひと。

それをわかってないひとは、じぶんを守ることしかできないひと。
そんなこと考えながらみてました。

おそらく、原題「教養教育」という意味からはかけ離れていて、DVDジャケットもポップな感じで、大人の男とまだ子どもの女の子の恋愛話は、ちょっとした人生の寄り道というか、教養や教育という言葉とはまた違うなんか軽いものに感じた。
男女ともに、なにかに葛藤するような描写は少ないように感じたので、最初からポップな路線なのかな・・・。

(日本ではロマコメ、本場はもっと真面目に作った映画のはず。)

さて、キャストですが。
エリザベス・オルセン、あの姉妹の妹でチャーミングなすこし田舎くさくていい感じの子。
着実に女優として階段登っているようで。
現在で9本の映画に出演してるけど、あたし知らぬ間に5つもみてる!ということは、なかなかメジャーな映画に出演してるということ。
これからがたのしみです。

ジェシー役のジョシュ・ラドナー。
なんの材料もありませんが、「恋するふたりの文学講座」で脚本・監督・主演をつとめ、ドラマにちょこっとだけ出てる役者ではなさそうです。
こちらもこれからがたのしみ系です。

ついでにザック・エフロン。
ひさしく見ていなかったイケメンでしたが、おどろきの意味不明役ですこしガッカリ。
大人になってるんだなたぶん。
あたしが知る、こどものザックとはもう違うようで大人のザック・エフロンを拝みたいとおもいました。

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