私にもできる!イケてる女の10(以上)のこと

2013年劇場未公開。(当然)

舞台は1993年、高校をパーフェクトに卒業したブランディはいわゆるイケてない女のこ。
男性経験がないのは、いまのところブランディにとって唯一知らないことで、大学に入るまえに初体験をしたいと、それのために経験するべきことのリストアップをつくり実行していく。

まずはじめに、R指定はもちろんつけるべきなのに指定されていないという意味不明さ。
さいごのまとめ方を見ると若いこたちになにかを訴えかけた風にしてるけど、いやそんなの皆無で、じぶんに子どもがいたらこんな映画学生のころなら確実に見せたくないとおまう系。

勉強しかしてこなかった子が、未知だった性についてを少しずつ知っていく過程は、青春と言えば聞こえはいいが、とてつもなくアホ。
気持ちはとってもわかるんだけど、やっぱり親があそこまで娘の性の目覚めに協力的なのは理解に苦しむ。

父は判事、母は医師(たぶん)、姉はイケてるタイプ、かたいかたい家庭かと思いきや、それはまたちょっとちがうんだけど、遊び呆けることになった姉への教育の失敗を妹ブランディにはさせたくないと両親の大騒ぎぷりがあるのかと思えばまたこれはちがう。
両親も男性経験を応援するかのような面持ち。さいしょは、性の勉強として教えていたのに徐々に本格的になるもんだから、もはやこの家族はバカとしか言えない状態になってた。

コメディなら、その思い切ったコメディを肯定する意味で理解される視聴者に向けて発信するべきで、それがR指定というルール。
これほどブーブー言うにはちゃんとわけがあり、例のごとく、経験をしたことで学ぶ男女の愛というものが、どんなコメディでもさいご収まるところに収まって、青少年への歯止めを投げかけたりするもんだが!
まったくその意図はなく、HIV人口を増やそうとしてるんじゃないかと思わざるを得ないという。

以上、プンプンになってるけどもただひとり。あたしをくすぐったキャラクターがいて、それがキャメロン。(ちなみにイケメン)
ブランディのことが好きな彼は、じぶんがブランディにとって大切な恋人ではなく、To Do リストを消化するためのひとつで、彼女の愛ははじめからなかったことを知り、怒りと悲しさと嫉妬が狂う感情で子羊してるピュアな少年。
みんなは17歳であたしとはもちろんちがうんだけど、それでも好きな子とおなじ気持ちではなかったことに気づいたら、だれだって傷つく。

傷つくというと間違ってるかな、べつに相手だって傷つけようとおもったわけではないんだし。
でもじぶんがしてきたすべてが正解ではなかったと考えるのは自然なことだし、裏切られたとは思わなくても、好きなものが手に入らないと分かったときの感情は計り知れないものだとおもうし。

とはいえ、キャメロンも最後には「普通の男」になってたけどね!

下品極まりない映画が問題ないという方のみ、そして良識ある大人の方のみ、鑑賞するべきです。
子どもなんかが見たらいけない、ひとつも勉強になることはありません。

原題「The To Do List」、放題「私にもできる!イケてる女の10(以上)のこと」
下品なタイトルつければ、ナニコレ!と思うひとが少なくなるのに。

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