LIFE!

2014年公開、日本ではお笑い芸人の岡村隆史が主演ベン・スティラーの声をしたことで話題になりました。

LIFEという雑誌の編集部の写真のネガ管理で働くさえない男性ウォルター・ミティ。
すこし前から気になる女性ができたが話しかけられずにいた。
あるとき、LIFE誌が廃刊となりオンラインになることが決まった。次が最終刊だが、その表紙となる25番のネガが見当たらないため、ウォルターはネガの持ち主ショーンを探すことになる。

ショーンをさがす旅にでたウォルターは、この数週間?、彼にとって“LIFE”だったんだろう。父親が生きていたころはなにかとじぶんにとっての物事が多かったが、父親が亡くなってからは家庭を支えることだけに勤しみ、じぶんの人生を生きてこなかったとかそんなかんじ。
ショーンをさがすために他国へ向かった冒険のような旅は、プロフィールに語れないほどおもしろくはなかった人生に終止符を打ち、新たなじぶんと出会うことができた素晴らしい旅だった。
という、おそらくだれもが予想している展開だった。

残念ながら、共感できないことがほとんどだったので感情移入することはなかったけども、彼がじぶんに自信をもって生きていこうと考え、新しい人生をはじめられたことはまちがいないとおもう。

言いたいのは、彼のさえないこれまでの人生がどれほどさえないものだったか、彼にとって苦しいものだったのか、いまいち描写がなかったからだとおもう。

社内の新しい役員たちのアホみたいなちょっかいが彼を苦しめたとも思えないし、むしろアホ役員たちはほんとにこの映画に必要だったのかと疑問におもうくらい。
大人の意地悪みたいなのを見せられて、ウォルターがドヤ顔する対象になるのは最初から分かっているのにも関わらず、ましてやウォルターはそんな役員がいてもいなくてもいい人生にするための何かは見つけられたはず。
そうなるとあのアホ役員たちを置いた意味がわからない。
ジョークが上手なわけでもないしね。
強いわけでもないしね。
頭いいかもしれないけどそんな描写ないしね。
だれがどう見てもただのアホ役員であって、ウォルターのステップアップに一役買ったとは到底おもえなかった。

そして次にヒロイン。
特別きれいなわけではないけど、落ち着いていて飾らないそんなかんじが好印象なのは理解できる。
が、ウォルターと恋に落ちる理由がわからない。おなし女として、いちばん共感できそうなことが多そうなはずだが、彼女がウォルターに恋をした瞬間?恋をした理由?恋に落ちたシーン?がまったくもって理解不能だった。
よくあるおなし目的にいっしょに向かってたらすごい仲良くなっちゃった系なのは分かるが、あまりにも無障害で“LIFE”をかんじられなかった。
いい恋愛もいい仕事も、じぶんで動かないと何にもなりませんよという考え方は理解できるからその部分が”LIFE”だったのかも。

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